2018年に北京に半年間留学していた時に常々感じていたこと
それは
”中国の生活って日本よりも遥かに便利だなぁ”です
大半の日本人が中国に抱いているイメージといえば
大気汚染、食品偽装、街が汚い、マナーが悪い等々,,,,マイナスなものが多いと思います。
正直上記のイメージは間違っていませんが、自分は留学のおかげで中国の新たな一面に気づけました。
それは「中国の生活はITが普及していてとても便利」ということです
今回の記事では自分が留学生活を通して特に便利だと感じたITサービスを紹介。これから中国駐在や留学する人にも役立つ内容だと思います
※厳密にはITと一括りにできないサービスも紹介しますが大目に見てください
留学中に感動した中国のITサービスやアプリ4選
【スマホで簡単決済】We chat(微信)・Alipay(支付宝)のQRコード決済
日本でも最近PaypayやLINE payによるQRコード決済が注目されていますが中国では数年前から広く普及しています。
個人的なイケてるポイントとしては
- スマホで使えるお金はポイントとかではなく法定通貨。つまり普通にお金がスマホに入ってる感じ
- 中国全土ほぼ100%のお店で決済できる。普及率が半端じゃない
- 友人にお金の受け渡しが簡単に無料でできる。とっても手軽!! 画像を送るくらいのノリで送金できる
上記の便利さがどれだけ伝わっているのか,,,とにかく超快適で身軽&ノーストレスなんですよね。
今や中国ではスマホさえあれば財布は不要になりました。自分も留学中は財布を一切持ち歩かなかったです
ほぼ100%のお店でスマホ決済が可能だからです。
屋台だろうが学内のスーパーだろうが、マクドナルドだろうがどこでも使えるのです。
日本では現金しか受け付けないサイゼリアも中国では当たり前のようにQRコード決済対応です。素晴らしいの一言。
銀行からの引き出しや友人への送金が即座に手数料無しで出来るのでこれはもう本当に便利。割り勘とかも超楽チンだし
外卖(ワイマイ)のご飯デリバリーは安い早い美味い
中国ではご飯のデリバリーがとても普及しています
外卖(ワイマイ)と呼ばれるデリバリーサービスは、社会人や学生のほとんどが利用していて日常に欠かせないモノになってきました
日本と違って普及している理由はズバリ「早い・安い・美味い」です。
この3拍子はどこの国でも強力ですね
例えば自分がよく注文していた炒飯は注文してから30分以内に、自分一人のために届けてくれます。しかも送料込みでたったの300円。そして美味い。
一体どういう仕組みなんでしょうね、、、本当に儲けがあるのかなと毎回不思議に思っちゃいます
注文と決済もスマホ一つで簡単に出来ちゃうので、とても便利です。
最近も西安出張中にワイマイを利用しました。
仕事が終わって、夜中に一人ホテル。
外は寒いし出るの面倒くさい。
それにホテルの近くにどんなお店があるのかも分からない。
そんな時はワイマイで適当なお店を見つけてポチっ!
すると、30分後には美味しいご飯とお酒が届きます。この幸せは日本ではなかなか体験できません
OfoやMobikeの乗り捨て自転車で気軽に移動
最近は少なくなりましたが中国では乗り捨て自転車が街の至る所に並べられています
手順は以下のようにシンプル
- 自転車には全てGPSがついているのでアプリ内から近くに自転車を捜索。
- 見つければ自転車に付いているバーコードを読み取って解錠
- 乗る、料金は1時間1元(18円)程度と安い
- 目的地到着、カギを閉めたら自動で決済
数の暴力と言うかとにかく街の至るところに置いてあるので便利でした。旅行先でも見つかるので、旅行中も使いやすかったです。
これさえあれば出張でも観光でも中国全国怖いものナシですね。
最近はOfoが倒産危機になり自転車サービスは縮小中とのこと。北京市内でも明らかに数が少なくなってきて今後どうなるか注目。
DiDiで簡単気軽にタクシーを呼ぶ
ほぼUberみたいなもんなのですが、すごく使いやすいです。
こちらもスマホでタクシーアプリを開いて現在地と目的を設定すればタクシーがすぐに迎えに来てくれます。
中国国内のタクシーほとんどがこの滴滴に登録されているので呼べばすぐに駆けつけてくれます。
・呼ぶ際は車種選択可能(何人乗りとか)
・加えて車のグレードも選択可能
・タクシー利用後は自動的に決済完了
こんな感じで本当に簡単です。
しかも中国は日本と比べタクシー料金が1/4程度と安いのでほんと気軽に呼んでしまいます。
最近ではDiDiを使わないとタクシーが捕まえられなくなってきたくらい中国では一般的です
日本でこれらのサービスがなぜ普及しないのか?
上記のサービスは日本にも同様のモノがあります。
しかし中国と比べ普及度はイマイチです。この差って何なのでしょう?
理由は3つ(あくまで自分の考えだけど)
- いわゆる国策であり、国が推進するためサービスが世間に浸透しやすく方向性もブレない
- 日本よりも安い人件費
- 新しいものに抵抗感がない国民性
中国は国の方針が決まったら、それを実行しやり遂げるまでのスピードがとても速いです。
また、日本と異なり国のリーダーシップが強いので普及もしやすいように感じます。
中国は施策が失敗しても気にせず、トライ&エラーでがんがんと実行していく進め方のような気がします。
失敗を気にする日本とは真逆ですね
なので国が新しいサービスへの投資や整備を引っ張ることで、方向性が明確になりやすいのだと思います
(日本みたいにスマホ決済が乱立する事態が起こりにくい)
また、タクシーやデリバリーに関しては人件費の安さが値段にも反映されていて、そこは日本では簡単には真似できないところです
最後に国民性です。中国は日本と比べて合理的というか便利なサービスに対して抵抗が少ない気がします
ホームレスでもスマホを持っているくらいスマホ普及率が高い中国は、多くの国民がこれらのサービスをどんどん受け入れています
屋台でもスマホ決済が使えるくらいですからね。。。
まとめ
こんな感じです
中国って空気が汚いだけの国じゃないんだな、、、と少しでも感じてくれたら幸いです
ぜひみなさんにも中国の便利なサービスを体験して頂きたいです