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チャイナセブンの正体は?共産党7人で中国を操る超エリート

17/10/18に5年に一度の党大会が開催され、その模様は日本のTVでも大きく取り上げられまています。本記事ではニュース中に何度も出てくる聞きなれない言葉、「チャイナセブン」について説明したいと思います。

このチャイナセブンは今後の中国の将来に大きく影響を及ぼすので、お仕事で中国に行く人は要チェックですよ!

 

党大会開催に併せて日本でも中国のニュースがよく流れています。習近平国家主席が3時間の演説をしただとか、腐敗一掃に力を入れているとか、普段見ない中国のニュースを各局が報じていましたね。

そんな中、よく耳にする単語。

それがチャイナセブンです。

 

とてもポップな名前でAKB48の神セブンみたいですね。

簡単に言うとチャイナセブンとは中国共産党党員約9000万人の中のトップ7人のことです。このメンバーは5年に一度の党全国代表大会で決められるわけです。

 

 

中国のリーダーやチャイナセブンはどのように選ばれるのか

共産党大会では各地方の代表者約2300人が集まり、要職に就く人材を選出します。トップである総書記(今の習近平)もこの党大会で決まるので、中国にとって党大会はとても重要な政治イベントなのです。ちなみに選出と言っても選挙ではなく、上からの指名によるものです。

そんなイベントの中で人材選出を行うのですが、以下のような順序で決められます。

①:まず党代表の中から中央委員のメンバー約200人を決める

年に一回開催される中央委員会に代表として参加できる中央委員を選出します。

②:つぎに中央委員の中から中央政治局委員のメンバー約25人を決める

中央委員メンバーの中から月に1回開催される中国共産党中央政治局に参加できる政治局委員を選出します。

③:最後に中央政治局委員の中から中央政治局常務委員のメンバー7人を決める

政治局委員メンバーの中からさらに7人を選出します。その7人こそがチャイナセブンであり、中国共産党の大幹部、行政を担う最高指導部となります。

つまりチャイナセブンとは中央委員から選ばれた中央政治局のなかの常務委員メンバーなのです。図にするとこんな感じ。

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 9000万人の中のトップということですね。中国は実質共産党の一党主義であり、憲法よりも共産党の方が強いので、この7人が中国のトップということになります。なお、2012年以前の常務委員は9人でチャイナナインと呼ばれていましたが、いずれも奇数です。中国の運営をこの7人で決めており、決定方法は多数決なので奇数の人数になっているそうです。

2012年~2017年のチャイナ・セブン

17年の党大会でメンバーがどのように変わるか非常に興味深いところです。12年~17年のチャイナセブンは以下のメンバーです。

  1. 習近平(しゅう・きんぺい/シージンピン)、国家主席
  2. 李克強(り・こくきょう/リークォーチャン)、首相
  3. 張徳江(ちょう・とくこう/ジャンドォージアン)
  4. 兪正声(ゆ・せいせい/ユージョンション)
  5. 劉雲山(りゅう・うんざん/リウユンシャン)
  6. 王岐山(おう・きざん/ワンチーシャン)
  7. 張高麗(ちょう・こうれい/ジャンガオリー)

17年の党大会でこのメンバーがどのように変わるのかが今回の大目玉ということです。習近平国家主席はこれからも腐敗一掃運動の一環として情報規制を強める動きを見せており、中国での仕事に影響が出るかもしれませんね。

 

余談ですが党大会は約1週間かけて北京で開催されますが、その間は非常にセキュリティや検閲が厳しくインフラがマヒする可能性があるので出張には気を付けましょう。

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ちなみに、、、

中国は民主主義ではないので選挙というものが存在しません。そんな中、SHN(Shanghai)48のイベントでセンターを決める総選挙が行われたのですが、中国人はこのイベントにとても感動したらしいです。自分たちの意思や思いが選挙と言うカタチで反映され、好きなアイドルがセンターを決めることができる。こんな日本では当たり前のことも中国ではとても衝撃的なことみたいです。

まとめ

チャイナセブンとは9000万人の中国共産党員から選出されたトップ7人のことであり、彼ら7人で中国13億人の将来を決めています。

中国の政治など仕組みに興味を持つと、中国の出張も少し見方が変わると思います!今回の記事が少しでも参考になれば幸いです! 

 

チャイナセブンについて詳しく調べたいと思う方は以下の本を参考にしてみて下さい。「チャイナセブン」の名づけ親である遠藤誉さんは中国の国内政治に詳しく色んな本を書いています^^ 

 

 

 

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