中国に出張しているみなさん、気をつけましょう。中国であなたの情報は基本的に筒抜けかもしれません。特に社長や幹部ともなると、入国のタイミングで情報はキャッチされているそうです。
今回はそんな都市伝説のようなお話を体験談として記事にしました。
※タイトルに気を付けようと書きましたが、正直対策はないです笑
中国と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
三国志、4千年の歴史、コピー品、PM2.5や大気汚染・チャイナドレス等々、、色々あると思いますが中国と言えば
”当局が市民の情報を統制・管理していること”
が挙げられます笑
有名なのが中国版LINEと言われる”we chat(微信)”での個人の会話内容は全て国や当局が管理しているそうです。
中国出張者にとって必須のWe chatに関してはこちらの記事を参照にどうぞ。
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情報規制に関しては最近このような記事がでていました。習近平国家主席は情報規制の厳格化を狙っており、徐々にルールを厳しくしております。
恐ろしいですね、、、中国はこのように国が個人の情報を管理しており、その管理のために数千人規模のリソースを割いているのだとか。ちなみに中国国内の電話内容も当局に(盗み)聞かれていると思った方がよいとのこと。
ここからが実体験:タクシーに突然かかってきた電話
約1年前に社内の同僚4人と自分の計5人で北京へ出張しました。出張先での仕事は大成功を収め、5人全員の気分は最高潮でした。
その翌日に2人の同僚をホテルに残し、計3人で帰国のため北京のホテルを発ちました。ホテルから空港へ向かう間にタクシードライバー(当然中国人)に突然電話がかかってきました。
※下記は全て中国語ですが中国人の同僚が通訳してくれました。
ドライバー「ん!?あなた誰ですか?何言ってんの?よく分からない。知りませんよ!もう、電話切るよ!」
明らかに不自然な電話の受け答えだったので自分たちはドライバーに尋ねました
私たち 「様子がおかしいですけど間違い電話ですか?笑」
ドライバー「いや~、急にびっくりしたよ。”あなたのタクシーに乗っている日本人はなぜ今3人しかいないの?”って突然聞かれたんだよ。」
私たち「へ~。って、ん????いや、誰からですか・・・?」
ドライバー「警察からみたい。”乗客(自分たちのこと)はホテルに来たとき5人だったのに、なぜ帰りは3人に減ってるの?” だって。」「知らないから切ったよ~。」
~以上、会話終了~
普通に恐ろしかったです笑 前日まで上がってたテンションは一気に落ちてしまいました。
てか、ドライバーもそんな回答で大丈夫なのか笑
振り返って改めて自分が驚いたことは3つです。
- なぜ自分たちの行きも帰りの行動が筒抜けだったのか?
- なぜ自分たちが日本人であることを知っていたのか?
- タクシーの運ちゃんにどうやって電話したのか?笑
中国では情報が国に把握されていることは知っていましたが、どこか他人事でした。というより、自分のような一介のサラリーマンの行動がいちいち管理されているとは思いもよらなかったです。
なので今回の出来事は本当にびっくりしました。実害は何もなかったのですが、、、ん~、それでも気味が悪かったですね。
中国語が分かっていなかったら今回の一連の出来事にも気づいてなかったので、これまでにも自分の知らないところで色々あったのかな~とも思います笑
まとめ
今回のような出来事だと対策のしようがありませんが、中国の警察や当局には常に見られていると意識したほうがよいと思いました。中国国内での連絡では冗談でも変なことは言わないようにしましょう。例えば以下は禁句です。
- 宗教関係
- 自治区や少数民族係
- 共産党悪口関係
- 天安門事件
- エロや卑猥なこと
実害はありませんが中国へ出張する際は国内とは全く違った感覚が必要だと思います。気を付けましょう!
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