中国語初心者の自分が大学のクラス分けで中級クラスに入ってしまい、とても辛い目に遭いました。
北京言語大学には中国語を学ぶ留学生用に中国語コースが複数用意されています。
どのコースも基本的な仕組みは一緒ですので、本ブログでは北京語言大学の一般的な授業やクラス分けについてご紹介します。
今回は”クラス分けには気をつけろ!”といったメッセージを込めながら北語のクラスについてご紹介します
北京語言大学では一番最初にクラス分けテストを行う
他の大学も同じと思いますが、本大学の中国語留学のコースは授業が始まる前にクラス分けテストを行います。テストは”筆記テスト”と”口頭テスト”の2種類。
そのテストの結果によって、学生を初級クラス~上級クラスのいずれかに分類します。
自分は何も気にせず解いていましたが、このクラス分けテストにはちょっとした落とし穴がありました
中国語初心者でも漢字が読める日本人はテストでいい点をとってしまう傾向がある
筆記テストには当然多くの漢字が出てきます。日本人は未経験者でも漢字を見ればなんとなーく意味が分かるのです
なのでなんとなーく文が理解できて、問題が解けてしまうのですね
中国語を学ぶにあたって、日本人は圧倒的なアドバンテージを持っています。
全外国人が日本人を羨ましがるほどです。外国人は漢字が大っ嫌いですからね(笑)
日本人がよく感じる
「ヨーロッパ人は自国言語と英語が似てるから、英語すぐ習得できて本当にズルいぜ。。。」
によく似た感覚だと思います
なので全く喋れない日本人でもテストの点数だけは割といい点数をとっちゃう傾向にあります
逆に外国人はテストが苦手な傾向にある
外国人にとって感じは本当に親しみがないもの。まさに鬼門でしょう。
授業中の板書もピンインでメモしてますからね
漢字が苦手な彼らは音で覚えようとするのでスピーキングとヒアリング能力が高く、文字の読み書きは苦手です。
なのでテストでは彼らの実力は低く判定されがちです。
つまり、この傾向でクラス分けテストを行うと。。。。
「実力より上の判定をされがちな日本人」と「実力より下の判定をされがちな外国人」※実力=日常会話とした場合
が各クラスで一緒になるのです。嫌な予感がしますよね。。。
ちなみに韓国人も漢字の文化が残っているのか比較的読み書きが得意な傾向にあります
クラスは初心者用のAクラスから上級者用のEクラスまで用意されている
ざっとクラスの様子・傾向をご紹介。
- Aクラス:欧米人が多い。授業は英語の説明が多い。ピンインや漢字の書き方から学ぶので日本人がここに入ると退屈することも。また、学生間の日常会話は英語になるので中国語を話す機会が少ない。
- Bクラス:多くの人種が集まる。基本的に中国語で授業を進めるが英語での説明も多い。中国語初心者の日本人は大体ここになる。クラスによっては漢字の成り立ちを学ぶ退屈な授業もある。
- Cクラス:自分がいたクラス、授業はほとんど中国語で進められる。このクラスも多くの人種が集まる。中国語をまあまあ勉強したことがある日本人と数年勉強した外国人が集まる。このクラスにいる外国人は日常会話(デリバリーの電話など)が可能で、同じクラスの学生でもレベルの差が見られる
- Dクラス:韓国人と日本人の比率が少し高くなる。ここにいる日本人は入学時からHSK5級レベル。外国人に関しては流ちょうな中国語を操る。
- Eクラス:韓国人と日本人ばかり。ここにいる日本人はHSK6級レベル。真面目な学生が多い。
中級クラスにいる外国人は中国語が流暢で会話についていけなかった
話は戻りますが外国人はテストの結果が実力に比べて低く出てしまいます。
中級クラスにいる外国人は中国語学習歴もそこそこ長く、このクラスに初心者が入ると自分のように実力差を見せつけられ泣きそうになります。
中級クラスの授業は全て中国語で進められます。しかし、耳がいい外国人は先生の話をほぼ完ぺきに聞き取っています。ちなみに自分の場合は2割程度しか理解できていなかったです。
先生の言うことも分からない、学生と会話もできない。まさに生き地獄だった。
先生一人に対して学生は15人以上いるので、一人一人をフォローしきれません。なので最初は授業中もぼーっとする時間が多かったです(涙)
ただし!
自分に合わないクラスになっても心配しないで下さい。
テストによるクラス分け後も最初は様子見期間が設けられています。その期間であれば自由にクラスを変更することが可能です。
クラス分けは留学生活の全てを決定づけることもあるので慎重に選びましょう。
(自分はクラス変えを面倒くさがって後々後悔しました)
まとめ)クラスを決める際は慎重に!色んなクラスを覗いてみよう
読者の中国語レベルによるので一概には言えませんが、クラスは慎重に決めましょう
個人的には中国語初心者だとしてもAクラスは避け、Bクラス以上を選択しましょう。
クラスの雰囲気もあるので最初の様子見期間を有効に使いましょう!
外国人は予想以上に中国語を喋れますよ!(笑)